タンザニアと日本の架け橋

「より、アフリカの若者に影響を!」

ということで、東アフリカに位置するタンザニアという国で日本語教育を始めました。

日本語教育と言っても、主な目的はただ単に日本文化を伝え、日本語を話す人口を増やすことではなく、アフリカの若者たちと日本企業のエンパワーメントです。つまり、アフリカの若者たちが日本語が話せるようになることで、彼らのためにもなるし、タンザニアあるいはアフリカにある日本企業の得にもなるという意味です。

やはり、日本・アフリカ間の架け橋という話をするとき、どんな援助や投資があっても、先方の受け入れ態勢(若者たちが日本語教育をとること)が整っていないと、新規事業の成長は見込めません。

それは、先方のやる気であったり、労働文化、言語の壁があるからです。双方が協業できる所をゴールとし、出発点はどこかというと、若者の日本語教育にあります。

言語というのはその文化背景を理解しないと、なぜそのような表現になるのか理解できません。そこで日本文化の登場です。

私の行っている日本語教育の到着地点は2つあります。

  1. 今教えている生徒の中から選ばれた者が日本の高校に3年間行き、卒業。日本人と対等に日本語を話し、日本文化・背景を理解し、日本企業の内側からアフリカとの懸け橋になっている人材を育てる。
  2. 日本語を話し、日本企業を現地でサポートを行える人材。昨今、いろいろな国で日本語教育を散見するが、その成果(卒業生)を見ると、専門性 +α(日本語)に欠ける。Secondary school という早い段階で日本語を習得することによって、大学で他の専門性を磨くことにより、グローバル人材に近いところまで行ける人材にしたいです。

教育現場では「あいうえお」から始まり、感情の表現などを現在教えている。

教育というのは楽しいものの方がいいので、一緒に歌を唄ったり、今後はアフリカ現地の日本人コミュニティーとの文化交流をやりたいと思っています。

実際の現場では、「あいうえお」もわからない、初めて日本語に触れる生徒たちをはじめとして大きな壁がいくつもありますが、とてもやりがいのあることだと思っていますので、これからも頑張ります。

「少年(少女)よ、大志をいだけ!」

桜 隼
2019年4月13日

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